虚無体育倉庫

いろいろなものが置かれ、埃も溜まり

ヤマ→メモ 2022百名山edit 第1回:雨飾山編

 

どうも、benitです。

 

ブログとはって調べたら、日記公開や他からの意見の交流に使う。と言われてしまったので、今回はブログっぽい日記でも書こうと思います。

ということで。

タイトルが説明がましいですね。

今年新しく登った百名山の備忘録的なことをふらふらと書いていきます。

 

まず対象の三座をご紹介。

 

雨飾山 標高1963m 

 長野と新潟の県境にある山。コース内での表情が豊か。往復7時間弱程度で登れる。中級者向けぐらいのレベル感らしい。名前が良い。

大菩薩嶺 標高2057m 

 山梨の山。稜線歩きが気持ち良い。標高差も少なく往復3時間程度で登れるので、アクセスの良さも相まって人気な山のイメージ。

金峰山 標高2599m

 山梨と長野の県境にある山。大弛峠からのコースは初心者向きで歩きやすい。アルペンムード漂う山。山頂にある五丈岩は古くから信仰の対象となっている。

という感じ。

コロナ禍で久しく山っぽい山を歩いていなかったのもあって、どれも歩きやすめの山かも。

大菩薩嶺とかはアクセスもいいので(再掲)どっか山行きてーーって人いたら、登山靴さえ持ってれば一緒に行きたいかもしれない。今年はもうだいぶ寒そうだけど。

前置きはこのくらいにして行った感想をのんびり書いていきます。

という事で。(二回目)

雨飾山

 一応登った順にまとめています。ここは7月の中頃に登ってたみたい。

 雨飾山、コース自体は日帰りでも登れるコースなんですが。なんにせよゴミの都東京からだとかなり遠いので、今回は2泊3日とわりかしのんびりなスケジュールで登りました。日にちごとにまとめてみるかね。

 という事で1日目から。という事でを言い過ぎです。

 いきなり一ミリも山じゃないですね。

 長野県は須坂市にある村山橋という橋です。

 ぱっと見ただの橋じゃんって感じですが。写真の左側を見てもらうと分かる通り。この橋は電車と車の両方が通行する橋です。鉄道道路併用橋って言うらしい。へぇーってぐらいの雰囲気ですが、意外と数は少ない。有名なのだとレインボーブリッジも該当してる。(ゆりかもめと車)

 安全上の問題ではあるんだろうけれど、電車のところに高い壁があるのは風情のオタクとしては少し悲しいなーと思うなどした。それでも面白い場所であることに変わり無いけれど。

 次も寄り道の話。

 デン。

 夏の景色、いいね。
 
 夏は冬の景色にいいなと思うし寒くなってくると夏の景色にいいなと思う人間。

 白馬に寄り道した時に撮ったやつです。雲に隠れてるけど白馬岳の方を向いて撮ってる(はず)。白馬岳もいつか登ってみたいですね。北アルプスの山々は独特の魅力がある気がします。

 パラグライダーをしている人たちがいて(白馬ではよく見る気がする)どんな景色を見ているんだろうなーとなった。空を飛ぶ系のアクティビティー、やりたいです。やりたいことは尽きないね。良いことです。

 やっぱり緑と青はいい色だね。(写真の総括)

 寄り道はこんなものです。まだ登山には入らないけど。

 ということでドン。

 今見ても色が良すぎる。ほんとに。

 雨飾山の登山道入り口の近くにある鎌池、というところです。紅葉でも有名らしい。

 湖面の静かで透き通った緑と、まだ若さの残る7月の木々の緑の調和が吸い込まれそうなほど美しかったです。はい。

 ちなみになんですけど、散歩道はいって一番最初に鎌池が見える瞬間の画角が、上の写真の画角ほぼそのままなんですよ。あまりにも出会いとして完璧。こういうイントロを作りたいって言い続けながら生きています。(DTMer脳)

 色が良すぎるので、色が良すぎる写真2も貼ります。

 話逸れるんですが、いい曲ってメロディーだけじゃなくて音色にも空気感だったり色だったりを感じるじゃないですか。個人差かもしれないけど。まぁ自分もそういう音を作れるようになりたいねって話です。キラキラしてるだけじゃない音を作りたい。奥行きがあるというか。厚みがあるというか。レイヤーの練習しろってことですね。はい。話を戻します。

 この場所、割と季節によっては賑わってるみたいなんですが。私が行ったときはほんとに人がいなくてすごくマイペースに散策できました。それもあって、音のない世界。というか人の作った音のない世界を久しぶりに感じて、耳に沁みるな。と思った。無作為なのか、規則があるのか、それすらもわからない素敵な音だと思います。はい。意味不(死語)だね。

 空気感の感想以外も書けってことで。生えてた植物の話。


 ギンリョウソウ(銀竜草)っていうらしい。一定の人にとっては過去に聞いたことある話かもしれないけど備忘録なので許してください。

 色からも分かる通り光合成をしない。菌類に寄生して栄養を得ているらしい。少し異様な見た目ではある。綺麗なのか怖いのか不思議なのか。どこでもない感じ。なんだか地下の世界の住民が、少し地上でも見てみるかって作ったものって感じがする。

 散歩の話はこのくらいにして。泊まったお宿のお話をちょっとだけ。

 こういう旅館、いいよね!語彙力が足りていませんね。はい。

 小谷温泉の山田旅館、というところです。

 なんと本館は江戸自体に建てられた建物で文化庁登録有形文化財にも登録されているらしい。江戸の時代にもここに人が訪れて温泉を楽しんでいて、なおかつその時の建物も残っているって素敵なことですね。

 温泉の旅館なので温泉の話も。さっきも書いた通り、小谷温泉という温泉です。あまり温泉の泉質とかには詳しくないけど、ちょうどいい香りと質感で、人類全員好きなタイプの温泉じゃないかなーと思う。主語がでかいですね。あと温度調整とかも一切してないらしいのにすごく気持ちのいい温度です。地球、天才。

 外湯と内湯があって、外湯が気持ちいいのは説明するまでもないと思うんですが。内湯の内装が大正ロマン的な何かを感じるもので、すごく落ち着きます。湯治の場所なんだなぁという感じ。

 旅館といえば食事、みたいなとこもあると聞き及んでいるので。食事の話も。基本的には温泉旅館の食事!を1ミリも裏切らない感じのご飯です。一番良い。地元で採れた山菜とかも入ってて、新しい食材も知れたりするので面白いです。あと山の中なのに海からも割と近いので海の幸も山の幸も美味しいです。最高の立地かも。

 とまぁ、とても良い旅館だったので温泉旅行好きの方がいらっしゃったらぜひ。行ってみてください。アクセスはちょっと大変だけど。

 1日目が長い!ここまでで2600文字あります。ちょっとしたレポートです。そこまで中身はないけれど。

 ということで2日目。登山当日です。

 登り始めは5:30くらいだった気がします。

 最初の方はこんな感じの森の中を歩いていく感じ。

 この辺は意外と温度と湿度があってわりかし汗をかいた気がする。木々が風に揺られる音と鳥の囀りを聞きながら進んでいきます。この人いっつも音の話してるね。

 そんな感じで1時間ちょっと歩いていくと。

 雪渓が現れます。登山道はここを渡っていく。季節によっては沢を渡る感じになるらしい。

 この雪渓に沿って風が通っていて雪渓の上は少し寒いくらいの気温でした。冷蔵庫までは行かないけど天然のクーラー。

 ちなみに深田久弥百名山選んだ人)が登った時代は、この沢を詰めていくルートで登っていたらしい。調べてみるとそのルートで登ってる人もちょっとだけいるみたい。危険なルートではあるらしい。

 山で死にたくはないので。雪渓を渡って、登山道を登って行きます。

 雪渓を渡ってからは、わりかし散策路的な雰囲気だった渡る前と違って、登山道って感じになってきます。時折大きめの段差をよっこいしょと登る感じ。

 そんな感じの道をしばらく歩いていくと。

 あらーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜^〜〜〜=〜|

 展望が開ける場所が出てきます。この日はちょっと雲も出てたんですが、雲の質感もまた良い味出している。これは向き的には振り返ってる感じかな?多分。

 岩肌が剥き出しの部分の見えてなかなか荒々しい雰囲気もちょっぴり感じます。

 この辺の少し後から岩を登る的な部分も増えてきます。登山、って感じ。そんな感じでまた少し歩いていくと。

 日本海が見えてまいります。見えてる街は糸魚川市街かな。多分。

 こういう山を越えて向こう側が見える瞬間、めっちゃ気持ちいいですよね。山頂で見る景色も好きだけど、ふっと開けた時の景色が一番好きかもしれない。

 あと、海を遠くから見た時の色の濃淡と光を反射してる感じがとても好きです。地球に生きてるって感じ。

 雨飾山、古くから糸魚川の漁師さんが海から見て、港への道標として使ってたらしいんですけど。なんというか、ここからの景色でも雨飾山日本海の関係性がなんとなく見えますよね。(語彙力)

 あとこの場所、後ろ側は高山植物の花がたくさん咲いていました。が、写真の技術がないため微妙な写真しか撮れていなかったので、写真は割愛。直に見た方がいいものもあります。(言い聞かせる)

 ここからもしばらく岩登りが続き、それが終わると笹っぱらの稜線歩き(多分稜線だと思う)が始まります。稜線歩き、高めの山の醍醐味。行った事ない山の気持ちよさそうな稜線歩きを見せられるとほぼ無条件で行きたくなる。単純。

 そしてそれが終わると山頂までまたしばらく岩登り。途中で下まで一気に落ちてる場所のきわを通るんですが。後から考えるとそこが深田久弥の時代のルートとの合流地点な気がする。あんなとこを登ってきてたんですね。偉大。

 話変わるんですが、ふと調べてみたら深田久弥ってそこまで昔の人ってわけでもないんですね。20世紀の人。100年も経たないうちに道も、登山も色々変わっているもんですね。時の流れは早いよ。

 脱線は早めに切り上げ。山頂です。唐突だね。

 雨飾山、登頂です。

 標識の色が黄色なのがいいですね。山頂の標識、山ごとに個性があって登山の一つの楽しみな気がします。(雨飾山とは関係ないけど、山梨百名山は統一されているのでちょっと残念だったりする。その山オリジナルのがある山もあるけど。)

 これは反対側を向いて撮った写真。遠くの山並みにはまだ雪が残っているのが見える。夏にも残る雪、雪ではあるけど冬より夏の空気を感じるのって不思議ですよね。寒さより涼やかさを感じる。あと雲の迫力が良い。快晴も好きだけど雲のある晴れも好きです。

 山頂で旅館の方に作ってもらったお弁当を食べ(きゃらぶき美味しかった)山頂にいた人々と少しおしゃべりをして(山の醍醐味n個目)下山し始めました。

 下山するまで登山は終わりません。重要事項です。

 とは言っても帰り道はそこまで写真も撮っていないのでここでは足早にまとめます。

 ①登る時の岩場は意外とスリリングな場所も多く感じたんですが、下る時の方はそこまで怖くなかった。これいっつも不思議。普通下る方が怖くないか?

 ②行きでも意外と湿度と気温があった雪渓を渡る前(登ってる時視点)の森、下りの時は結構しっかり汗ばむ感じで、もしかしたら今回の登山で一番疲れた場所かもしれない。

 ③走って登っていくトレイルラン的なサムシングの人がいた。なぜ山を走って登り下りできるのか。体力しかり、技術しかり、永遠の謎。一生できる気がしません。

 まぁこんな感じですかね。下りも順調に歩き、無事下山しました。天気にも恵まれたし、季節もちょうどよかったし大満足の登山でした。百名山の中だと割と知名度が低めな気がする山ですが(個人の見解)景色も道も本当に表情豊かでいい山だった。秋とかにも登ってみたいね。紅葉の時期の高めの山登山、楽しいので。多分結構寒いけど。

 なんかまとめみたいなの書いてしまいましたが。もうちょっと旅は続きます。

 まぁ下山した後にすることなんて割と限られてますね。

 風呂入って飯食って寝る!!!!!(翌日帰宅)

 以上です。お風呂のサービショットはありません。当然ながら。

 とまぁ。こんな感じで長々書いてきたわけですが。結局5000文字近くになってしまいました。ここまで読んでくれた人には大感謝。本当は一つの記事で3座とも書くつもりでいたんですが、このまま行くとえらいことになるので次に回します。

 ヤマ→メモ、次回は多分大菩薩嶺編です。多分文字数は今回ほどにはならないはず。日帰りなので。

 ちなみにヤマ→メモとかなんか変な書き方してますが、山行ったらメモする。ってだけの意味です。

 という感じで。さらば。